SEOUL TRAIN!!
〜K列車で行こう。みたいな〜

今回、テグ市まで自力で行く為に色んな電車に乗りました。KTX、テグ市市営地下鉄、ソウル市営地下鉄、A-REX…
ちょっと電車好きなもんで、結構楽しかったから乗った感想を書いてみた。実際乗ってみて、調べた事と違うなぁなんて思った事がいっぱいあったよ。各電車の詳細についてはKONESTを見て頂戴。丸投げなのにリンクはしない。ひで〜


〜KTX〜


テグ市までは、国鉄ソウル駅からKTXという韓国新幹線に乗らないといけないので、一番の心配はそのチケットが手配出来るのかと言う事だった。8月5日からインターネットでチケットが買えることを知り試して見たんだけどイマイチやり方がわからず(なんかダウンロードしなきゃいけないような感じになって怖くなってしまった)それじゃあ、現地で購入しようと言う事になり、ソウル駅のチケット売り場を調べていたら、なんと仁川空港でKTXのカウンターが出店しており、その場でチケットを購入する事が出来た。
カウンターの女性はハングルと英語しか通じないのですが、発音良くゆっくりと説明してくれたので購入するには苦労無し。(私は見てるだけでしたが…)
チケット代について、事前に調べた情報では一般席の値段表示が古かったりして良く分からなかったんだけど。実際は土日は3000w位割高になり、進行方向と逆の座席でと2000w割引だった。時間的にその席しか空いていなかったのでちょっと安く行けた。

バスの車窓から国鉄ソウル駅までは電車で行くと伝えたら、お姉さん曰く電車だと乗り換えに迷ったりして2時間近く掛かってしまうかもしれない。そうすると電車に乗り遅れてしまうからリムジンバスに乗った方がいい、と助言を頂いたのでそれに従う。バスの手配もこちらでやってもらえた。バスの値段は10000w。ものすごいフッカフカの座席に悠々だったけどエアコン効きすぎて寒かった。韓国はエアコンきつめかも。帰宅ラッシュにギリギリ巻き込まれずに済んだお陰で1時間ジャストでソウル駅に着く。と書くのは聞こえがいいが、実際はいきなり何も変哲のない道路っ傍に降ろされてしまうので結構焦ってしまった。後に続く乗客が皆同じ方向へ歩いていくのでついていったらソウル駅にたどり着いた。7〜8分位歩いたかな。途中、屋台がありトッポギやカワハギが売られていて気になった。後ホームレスが相当数たむろしていた。なんか川崎駅のような雰囲気。

旧ソウル駅新ソウル駅変な像左から、旧駅、新駅、変な像。

先に見えるのは、旧ソウル駅。東京駅を建築した日本の建築家が設計した建物なので中々風情のある建物。その先に新しい駅が建っている。ショッピングセンターが隣接しているので人が多い。建物に近づくとエスカレータが中央にあるのでそれに乗れば駅にたどり着く。早めに来て食事をするのも可能だけどファストフード店が多かった。あとお洒落ベーカリーカフェもあったよ。
KTXの改札口は搭乗15分前にならないと中に入れないって書いてあったけど実際は、自動改札は設けてあるけれども稼動しておらず駅員もいないので素通り状態。律儀に改札の前で待ってなくても大丈夫そう。自動改札は東テグ駅でも稼動せず、チケットは改札機の上に置いてある籠の中に入れる体裁になっていた。なんか、すげー淡白なんだけどこれでいいのだろうか…車内でも駅員が回ってきてチケットを見せるって事もなかったのでこんなんじゃキ●●出来ちゃいそうだけど、そんな無粋な事はしないのかな。

プラットホームKTX車内の座席駅構内と座席

色んなサイトを回るとどこも、KTXの一般席は狭いと言われていてちょっとびびってたけど、実際は私の体型でもそんなに窮屈じゃなかったよ。確かに新幹線と比べちゃうと座席は回らないし、倒せないから不便だけど1時間40分は耐えられた。携帯電話も思ったほど五月蝿くなかったし。(たまたま?)そういえば、扉の開閉音はちょっと五月蝿かったかな。座席での食事については全くオープンで我々もバーガーキングで購入したワッパーを座り次第頬張っても特に何も無し。途中で乗ってきた人が紙皿にホカホカのでっかい肉まんを2個のせてきて、席に着くなり醤油をぶっ掛けてむしゃぶりついてた。美味そうだった。
車内の中央にテレビが設置してあったので音を聞いてみようと思い、肘掛の脇にあるイヤホンジャックにコリアンエアーで貰ったイヤホンを挿してみたのだが何も聞こえず…
乗り心地は悪くなかったです。静かだった。荷物は網棚があるんでそこに置けた。でも、降車する際、電車がホームより高い位置にあるので、階段を使って降りる事になるので荷物が多いとちょっと大変だった。


〜テグ市営地下鉄〜

中央路駅国鉄東テグ駅から地下鉄に乗り、宿泊するホテルがある中央路駅に向かいました。国鉄駅から降りて地下鉄まではちょっと歩いた。一度外に出るのですが、出た先は街灯が少なく暗くて不安だったのだけど、人の往来は多くその流れに乗っていったら公園を突っ切った先に地下鉄駅があった。電車賃はどこまで乗っても1100w均一。とても良心的。ここも切符はコイン式だった。隣にロッテのキシリトールガムが一つぶ100wで売る自動販売機があって面白かった。良く考えると割高なんだけどまあ思いで作りで買ってみた。味は普通。自動改札はソウル地下鉄のような三叉でなく、日本と同じ方式だったので入りやすかった。
東テグ駅改札地下鉄のホーム地下鉄路線図東テグ駅改札、ホーム、路線図

テグ市営地下鉄は数年前に大火災があったそうで、そのせいかどの駅も近代的で綺麗だった。駅構内のエスカレーターは稼動しているんだけど、改札を出た後の階段のエスカレータは設置してあったのだけどほどんど稼動していなかった。ひどいところだと地下鉄に降りる階段がエスカレータのみで、稼動していないからそれを伝って降りなきゃいけない場所もあった。なんで動かさないんだろう…。まあそれは一箇所だけだったんだけど、殆どの地下鉄出入り口は階段のみ。メインストリートは信号がなくて地下道を通って渉らなくては行けなかったんだけどそこも階段しかなかったので荷物持ちには辛かった。
特に競技場の最寄り駅の大公園駅なんか地下鉄永田町駅並みの長い距離を階段だけで上がらなくてはいけない場所だったので大変だった。当たり前のようにエスカレーターやエレベーターが動いていて自由に乗れる環境にいる者としてはテグの歩道事情は微妙だわ。
電車の座席がプラスティック製、というかとても硬い素材で出来ていてベンチに座っているようだった。そんなに長い距離を走る地下鉄じゃないからこんな感じでいいのかな。

テグは、というかソウルもだったけど、降りると地下街になってる場所が多かった。冬は寒さが厳しいそうだからかな。中央路駅の地下街はかなりの広範囲でお店が展開しているから結構楽しかった。
でも、ソウルの方も同じだったんだけど、地下街の照明がとても暗い。お店が開いているうちは店の明かりでまあまあ明るいんだけど、地下道になると、犯罪に巻き込まれるんではと不安になるくらい暗いの。ここも日本の感覚でいると間違える。大江戸線の都庁前駅から丸の内線の西新宿まで行く地下道なんか通行人が少なくても明かりが煌々とついてるもんねぇ。



〜ソウル市営地下鉄〜


ソウルの地下鉄については、ソウルナビとか韓国情報サイトで多く語れていてその通りだったので、そちらの情報を見るのが賢明だと思いますが、私視点で書きますと

韓国版スイカのT-moneyカードは絶対持っておいたほうがいい。

切符販売機が硬貨しか対応していないので、札で持っていると両替しないといけないし、ハングルが読めない日本人には、両替機がどこにあるのか分からずとても難儀する。
そして、実際に困ったのがコインロッカーの支払いがどこもT-money決済式しかなかったので荷物を預けられなかった。(クレジットも使えるみたいだったけど良く分からず)
払い戻しする時は、上記のサイトによると、20000w以上なら全額帰ってくるが、それ以下だと手数料が600w掛かるらしい。600wも払いたくないなんて思ったら、払い戻す前にどこかで20000wチャージしてそれから払い戻せばいいじゃん、なんて。
あと、ソウル名物?もぐりの車内販売に出会えた。キャリーカートを引いて電車に乗り込むといきなり
実演販売しだすの。この時は栗剥きはさみ売ってたよ。



〜A-REX〜

2010年には、仁川空港からソウル駅までを結ぶと言う触れ込みの新しい電車と言う事だけど、現時点では金浦空港までしか繋がれていない微妙な電車。年末まで、特急も鈍行料金と同じ3100wで乗れるので、迷わず特急を乗る。でも、一時間に一本だから少々待つし、鈍行と殆ど時間が変わらないので(30分前後)お客の多くは鈍行に乗ってた。
特急は殆ど人が乗っておらず、1車両に我々だけしか乗っていない。めいめい一人で2席を占領し悠々乗車。シートは倒せなかったけどスペースは広く設けられていたのでとてもラクチンでした。

情報サイトでは、券売機はハングルと英語しか対応していないと書いてあったけど、金浦空港の券売機は日本語もOKでした。T-moneyカードでの割引はここも利くようでした.構内放送も日本語で言っていてかなりやさしい作りです。ソウルはかなり日本語表記が進んでいる。日本のハングル表記より徹底してる気がする。
A-REXとT-moneyの名前がどうも混同してしまって、ついT-REXと言ってしまうことがしばしばあった。バンド名を連呼する変な日本人。

もし、金浦空港で時間がありそうだったら、空港内にあるショッピングセンターがお勧め。電車の改札からちょっと遠いけど、地下道が続いているので道は分かりやすい。
雰囲気はイオンみたいな感じ。洋服はもちろん免税店ゲーセン、映画館もある。それよりもっとお勧めは
店内で目立つ看板の大食堂。ここへもちょっと歩くけど、矢印通りに行けばある。
イオンで言うフードコートなんだけど、お店が全部韓国料理店。日本で見る大資本のファストフード店が一軒もない不思議なところ。基本的は韓国料理の殆どがここで食べれるし、料金もリーズナブル。私が食べたソルロンタン定食がこれで6000w位だった。韓国ジャージャー麺は3500w
他の食べ物も5000〜7000w位で一番高いサムゲタン定食も9000wと値段が出ていた。

ソロンタン定食ジャージャー麺ジャージャー麺の付け合せは漬物のみです。

言葉はハングルしか通じないけど、デスチャーとメニューの指差しで何とかなった。お店のおばちゃんもやさしいので親身になってくれた。店は海苔巻き屋、ビビンパ屋、すいとん屋、チゲ屋、おかゆ屋、冷麺屋、ラーメン屋、ソフトクリームとクレープ屋などなど。どこもおいしそうな店ばかりでした。もっと色んな物を食べてみたかったけどお腹いっぱいになっちゃった。
ちなみにコリアンエアーのキャビンアテンダントさん達も御用達らしく、結構制服姿をみかけた。
映画館の隣にも、似たようなフードコートがあった。こっちもいい感じ。



〜おまけ〜

ど…竹島
国鉄ソウル駅でこんな写真展がやっていた…


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