オーランド漫遊記
会場内の様子をレポートしています。

FABAICのおはなし

看板  去る5月23〜28日まで、フロリダ州オーランドで行われるFace and Body Art International Convention に参加してきました。昨年に引き続き二度目です。元々、この大会の存在は3〜4年前から知っておりまして、いつか参加するんだと思っていたところ、日本フェイスペイント協会が色々中を取り持ってくれて実現したのは昨年の話。だけど、その時は初めての世界レベルに圧倒されて気持ち的には負けて帰ってしまいましたが、今年は昨年の状況を知っているのでちょっと余裕かまし状態。

 Face and Body Art International Convention、略してFABAICは、毎回オーランド内のホテルを借り切って行われています。会議室や宴会場を借り切って、世界的なアーティストによるワークショップやセミナーが行われ、また、フェイスペイントの道具や絵の具が購入できるショップや、JAMと呼ばれるフェイスペインターの交流スペース、コンペティションを行ったりしています。宿泊先もそのホテルの一室を割引価格で借りられて、本当開催中フェイスペイント三昧浸りまくりになります。今回も、世界中から500名近い参加者がいたそうで、フェイスペイントの世界的なレベルを知るにはもってこい。だからコンペもあるんだな。

 昨年のホテルはオーランドのはずれにあって、近くにレストランはないわ、目の前にセブンイレブンは見えるけどそこへ行くには、十車線もあるハイウェイを横断歩道なしで横切らなければならないという過酷な条件に加え頼みの綱のホテルのレストランが恐ろしく不味く、食事にはほとほと困ったのですが、今年はユニバーサルスタジオの近所だし、目の前にもFRYDAYSとか言う日本にも展開しているパスタのファーストフードの店はあるし、オーランドの中心街を格安の料金で巡回するトロリーバス、i-rideもホテルの目の前で停車するので行こうと思えば遠くのレストランまで食べにいけるし、何よりもホテルの中のレストランがそこそこ充実していたのが本当に安心した。ピザハットにはお世話になりました。食事事情については別項目でお話します。

 FABAICは実際は21日から行われていて、世界的なアーティストの有料特別セミナーやオープニングパーティが行われているのですが、我々は諸事情で23日からの参加になってしまいました。(私は21日から参加しても良かったんだけど…ゴニョゴニョ)
 オープニングパーティは昨年は参加したのですが皆さんものすごい気合の入ったフェイスペイントボディペイント、ファッションで目がちかちかするぐらい素晴らしかった。何か食べるってよりは、見せ合いっこ的な要素が強かった気がしました。今年はどうだったんだろうなぁ…
23日からの参加で、当日レジストレーションを受け、渡されたパンフレットには23、24日に行われるセミナーの内容が書かれています。コンペは夜なんだけどそれまで、アーティストによるワークショップやセミナーがありまして、それも一日4コマあるセミナーそれぞれに複数のメニューが掲載されていまして、どれでも自由に受講できるんですわ。どんな内容なのかは、サイトがまだ残っているのでそちらを参照してください。まあでも簡単に言うと、プリンセスメイクの描き方とか、5分で描けるメイクとか、怪物メイクの描き方とか英語が分からなくても見てるだけで楽しめる内容でした。

 セミナーも楽しいけど、それ以上に楽しみなのはショッピング!ほとんど日本では買えない物ばかり。それでも多少は手に入るKryolanやMehronなんかも、実際見て触ってみると色々情報が得られて感動がひとしおです。良い物はすぐに無くなってしまうから早く買わなきゃと意気込む参加者おかげで、会場はバーゲン並みの混雑振り。確かに安いしね。一番人気は私の見た限りではMehronかな。jinnyさんという超絶技巧の大人気アーティストのスポンサーメーカーで、彼女と共同開発したという絵の具はあっという間にいい色が無くなってしまいました。まあ、これは日本でも買えるからいいんだけどねぇ。他にも日本未発売の絵の具やクラウン衣装のお店など見てるだけで楽しい気持ちになっていましたが、私ゃ今回あんまり買い物しませんでした。昨年、興奮鼻血ブー状態で買い物しまくったのに殆ど使わなかったんだもの。今回はちょっと冷静になって欲しい物だけ買いました。

 本4冊とKryolanの絵の具5色程。まあ、その後に本当に欲しいものが待ってるし。Kryolanといえば面白かったのが、スパイダーマンメイク用に赤を買おうとした際色見本を見たら、蛍光レッドが派手でとてもいい感じに見えたから売り子のおばさんに同意を得ようと思い、片言の英語で蛍光レッドを差し「This スパイダーマンメイクカラー?」って聞いてみたら、思いっきり「NO!」と拒絶され普通の赤を指差された。アメリカ人はレインボーカラーにしたり、くもの巣描いてるのに口は猫の口にしたりと結構やりたい放題してるのに、ドイツ人は保守的だなぁと思った瞬間だった。素直に普通の赤買いましたが。
また別の店で、トカゲの形をした筆立てスポンジを購入した仲間の横で、体洗うフリをしたら売り子のお姉さん達大爆笑だった。こんなベタな事で笑いが取れるなんて外人チョロイな。なんて。
看板
今年のホテル
今年のホテル
怪物メイクのセミナー
怪物メイクのセミナー
出来上がり
出来上がり
プリンセスメイク
プリンセスメイク
jinnyさん
jinnyさん(ピンボケ)
クラウン衣装販売店でみた衣装見本写真
クラウン衣装販売店でみた衣装見本写真


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