お買い物のおはなし |
|
私の最大のお楽しみ。お買い物でございます。コンペは2番目かな。 26日は他の皆さんはユニバーサルスタジオへ遊びに行く事になっているのですが、私は一人お買い物の旅へ出掛けます。目指す場所はアメリカで展開している大型スーパー「ターゲット」。アメリカだけに私に合うサイズの洋服がいっぱい置いてある。おしゃれ、でも安い。昨年立ち寄って衝撃を受けたのだけど、その時は全然買い物する時間が無くて、後ろ髪を引かれる思いで後を発ち、来年こそは時間をとって買い物するぞと誓ったあの店に遂に行ける。しかも、一日中フリータイム。予定では、心置きなくターゲットで買い物をした後は、近くにある、モールアットミレニアというショッピングモールまで歩いていってそこからタクシーに乗ってユニバーサルのシティーウォークって所へ行って皆と落ち合う、というルートを作成し、実行に移す。 一人、ロビーにたたずんでいると、突然コンペの参加者だった女性に話しかけられた。 「ミホ!コングラッチュレーション〜〜〜」 で、女性のお友達2人計3人に囲まれてコミュニケーションタイム。 「ミハ!ミホ!」 なんでもスパニッシュで、女の友達をミハ、男の友達をミホと言うのだそうな。オモロー 話しかけてくれたスージーさんは日本でお仕事をされていたそうで、マジシャンの前田和洋さんとボーイフレンドと言っていた。私にも紹介してください。言って見たいな言えないな。 「sorry my english but」と言う私にスージーさんも「ワタシモ日本語ヘタデ…」と片言の日本語を話してくれたので笑顔で「me too」と答え、ゲラゲラげらげら。コミュニケーションベリーぐぅ。 他の仲間はどうしたのか、みたいなニュアンスのことを聞かれたので「We are go to Universal Studios.I go to Target!」 と答えたら、大爆笑。なに、あんたオーランドまで来てスーパーで買い物しちゃってんのよ!的な笑いらしい。これもなにげに外人における鉄板ギャグなのかもしれない。そんな感じで異文化交流を行った後、私の戦いが始まったのでした。 「フェイスペインター☆ミホウがぁ〜、スーパーマーケットでぇ〜、ヤノマミ族とぉ、出会ったぁ」 憶測だけでウルルン滞在記のナレーションぽく書いてみた。ヤノマミ族ってなんだ。もうネタ古いって?ガビーン。 とても心配だったのがタクシー。英語のできない日本人が一人でタクシー乗ってぼられたりしたらどうしようとか悪いことばかり考えちゃったんだけど、現地で通訳の人に色々教わって、ホテルからタクシーを呼んでもらいなんとか、ターゲットまで行くことができました。事前に、そこまでいくら位掛かるのか聞いたら20ドル位というのでそのつもりで乗ったら、本当に20ドルだったので、初めてタクシーに乗れた喜びでつい24ドル渡してしまい、後であげすぎたことに後悔。こんなんだから日本人がカモにされちゃうんだよ。てか、タクシーの運ちゃんメーター付けてなかった気がする…ガァガァ。 一年ぶりのターゲット。ああ、デカイ。広い。開店時間を見たら8時からやっていた!もっと早く来ればよかった〜。早速、お洋服売り場へ行って色々物色。着れる服がぞくぞく。試着するのも、最初は店員さんに指差し英会話を見ながら「Can I try it on?」って言ってたのが、最後は服見せて「try ok?」って言うようになる位試着しまくった。なんか地元民みたい。途中、地元の人に話しかけられたけど笑顔で返すだけだった。現実に引き戻される。 しかし、私のイメージでは10ドル以下でジャケットとかがんがん買えるイメージでいたんだけど、実際見ると10ドル以下で購入できるのは主にカットソーやシャツ系で生地が薄くテロテロで数回着たら駄目になりそう。それなりの強度を要するには20ドル前後払わないと駄目だった。それでも安いんだけどね。それと、行った時期が夏物が本格的に出回る前だったみたいで、ちょっと売れ残り感が否めない売り場だったのが残念だった。でも、冬物の残りが6ドルであったりして、お得感は二重丸。ターゲットのマーク。結局なんだかんだと10着程買いました。トップスばかり。ボトムズも買いたかったんだけど、そっちまで手を出すと本当に時間がなくなってしまうので断念。こっちはニッセンさんでお世話になります。 お昼すぎまでお洋服を見た後は店内を徘徊。家族や友人にお土産を物色。とかいいながらおもちゃ売り場へいってみる。日本のアニメ関係いっぱいあるのかな、なんて思ったけど意外にあまり無かった。たまごっちのアメリカ版くらい。あと、不思議なことにお絵かき系キットがとても多かった。水彩画セットとか、塗り絵セットとか、アメリカ人って絵を描くのが好きな人種なんだろうか?フェイスペイントの本もあったよ。買わなかったけど。あと、お外で遊ぶ系のおもちゃがとても充実していて、チョークを使ってお絵かき(!)する空気で膨らますタイプのイーゼルや、中にチョークの粉を仕込んで履くシューズで、これで歩くと、チョークの粉が程よく落ちて足跡がつくおもちゃなんかは、大道芸のネタに使えそうだったんだけど、対象年齢が3歳からだったから、体重的に難がありそうだったので買うのを断念。他にも、粉に水を混ぜてゲル状にした物を路上で絞りだして遊ぶおもちゃってのが訳分からなくて面白かった。ゲルをとぐろ状に巻いた見本写真をみて、やることは万国共通なんだなってしみじみ思った。 キャラクターグッズといえば驚いたのが、ハンナ・モンタナグッズの多いこと多いこと。以前にテレビ東京でやっているのを見て微妙なドラマだなと思っていたのが、町山知浩がラジオでティーンエージャーの女の子に大人気だと言ってるのを知り、念頭に置いていたんだけど実際この目で見てハンナ・モンタナ人気の凄さに圧倒されましたよ。洋服から文具からはたまた家具まで家中をハンナグッズで埋め尽くすことは可能だわ。 レジでお金を支払う時にレジ係のお姉さんに話しかけられる。日本から来た、といつもの挨拶を交わした後、私が「Target is very fun!」って答えたら、お姉さんが「japan is no Target?」みたいなことを言ってきたのでうなずいたら驚かれた。アメリカ全域しか展開してないんだよ。ターゲット日本に来てくれよ〜。服の通販も世界中のアメリカ軍駐屯地には配送するんだから、ついでに日本にも配送してくれよう。 何やかやとお土産を購入し、さて、モールアットミレニアへ行くかと店を出て歩き出した先に、しまむらの様な構えの店舗を発見。しかも人が続々と中に入っていくので、興味本位で店内に入ると、そこはディスカウントショップだった。ブランド名は分からないけど、ターゲットより布地も縫製もしっかりした服がターゲット価格で叩き売られている。他にも生活用品やら、本やら、化粧品まで赤札がバシバシ貼られていて、10ドル以下の物も沢山ある。客層も、シャツとジーパンみたいな普段着の買い物ついでに見に来ました的な人や、作り物っぽいおっぱいをブルンブルンさせながらドレスやハイヒールをまとめ買いする夜の蝶っぽいお姉さんとか、観光スポットではお目にかかれないようなご近所感たっぷり。 ご多忙にもれず、デブちゃん服も普通サイズよりかは若干少ないけどコーナーが設けられていてそこでNINE WESTと書いてあるパーティ用スーツが上下で29ドルであったので購入。元は100ドルとか書いてあるのでちょっとお得感。それと、赤白のチェックのトランクが元値200ドルのところ59ドルと書いてあったので、かわいさも余って思わず購入。ターゲットで購入した物をその中に詰め込んで楽チン。すげーいい買い物をした。 色々買い物できてホクホク顔で店を出てしばらく歩いて数分、モールアットミレニアへの道と反対方向に歩いていることに気づいたが、他にも面白そうな店が沢山あるし、Uターンがてら店を冷やかすことにする。 インテリアショップと書かれた店に入ろうとしたら、店先にいた3人の店員さんに訝しげな顔をされたので思わず道を聞いてしまった。そしたら、一人の店員さんがわざわざ店の外まで一緒に出てくれて身振り手振りで道を教えてくれたので悪い人達ではないことを知る。だったら店の中一周してくればよかった。 次に見たのはデブちゃん用婦人服専門店。マネキンまでふくよか。本当アメリカは大きいサイズが充実してるな。しかしもう服は沢山買ったので外観だけ写真に収める。なんつーかあれだな。ニッセンでしか服の選択肢のないご婦人はアメリカへ行け!て感じ。 ただのスーパーだと思って入った店はなんと、まとめ買い専門のスーパーでハナマサみたいに大袋で梱包されているんだけど、サイズが日本サイズと全然違う。一斗缶位の大きさのポットに入ったスナック菓子やら、顔よりでかいパンケーキみたいなのがごろごろしてて、大人二人は優に入るカートや台車で買い物している人を見ているとまるで巨人の国に迷い込んだような錯覚を覚える。あまりに凄いんで思わず隠し撮り。スミマセン。 のどが渇いたので、コーラでも買おうと思い、入り口にいた店員さんに場所を聞いて向かってみたら、売り場では全てダース売りで一本だけ買うのは無理だった。 仕方なしに、また店員さんのところへ言って、一本だけ買いたいとデスチャーすると、外に自販機があるからそこで買え、みたいなお答えが。 有難うとお礼を言って、外へ出ようとしたら突然引き止められ驚くと、店員さんが私の赤白トランクを指差してどこで買った?みたいな事を言っている。うっかり値札付けッぱなしで持ってきてしまったのを疑われてしまったらしい。何いってんすか、レシートありますよ〜なんて余裕かまして財布を見ると、あれ、レシートがない。一気に青ざめて慌ててポケットをまさぐるんだけど無いナイナイ!テンパッて、状況を説明しようと指差し英会話をみるが、こんな時のトラブル対処法などあるわけなく、とりあえず「ジャスターモーメント!」と知ってる限りの英語を屈指しあちこち探す。その間、店員さんはたまたま通りかかった中国人に、「日本語話せるか」みたいなことを聞いていて断られていた。 アジア人なら誰でも良いのかよと突っ込みを入れつつも、見つからなかったらどうしようと青ざめて今一度ポケットをまさぐったら、奥の方にぐちゃぐちゃになったレシートを発見!どうだ、って言って店員さんに見せて、思わずヤッターって叫んだら、店員さんも合わせてヤッターポーズをしてくれた。マシオカごっこ。 誤解も解け、ジュースも購入し、さあモールアットミレニアへ出発だ。うきうきしながら、町並みを写真に収めつつ、とぼとぼ歩いていると突然一台の車が私の前で停車し、運転手の女性がモールアットミレニアへ行くのか?見たいな事を聞いてきた。「YES」と答えると「がんばれ」と言って去ってった…乗せてくれるのかと思ったよ。それはそれで怖いけど。 たいした距離も無く、モールアットミレニアに着く。客層が一気に変わった。身奇麗な感じ。元々高級店が立ち並ぶショッピングモールだから当たり前なんだけど、地元民に成りすました自分的には何か物足りない感じ。まあでもグルッと一周して、食事はフードコートでケイジャン料理を食べようと計画し時計をみたら、ヤバイ18時を回っている。19時にユニバーサルで皆と待ち合わせる約束をしてたので、これじゃあ間に合わない。なので、昨年行って良かった店を軽く見るだけでタイムアップになってしまった。こんなことなら一人で食事するっていって待ち合わせ断ればよかった。がっかり。 そんな訳で、ちゃんと見たお店は2店。Urban Outfittersはお洒落なヴィレッジ・ヴァンガードって雰囲気の所。センスの良い服と雑貨と本がお洒落に配置されている。昨年凄いかわいいチュニックを購入したんだけど着る勇気が出ずたんすの肥やし中。売っていたアートパネルの写真が歌舞伎町の街並みだったので驚く。雑多な風景も外人から見たらアートなのね。 もう一軒はANTHROPOLOGIE。可愛過ぎず、シャープでもないぎりぎりのラインを展開している店。服も雑貨も大好きなんだけど、ここは大きいサイズがないので購入できず…昨年見たエプロンがキュートで大道芸の衣装にも出来る位カラフルだったので今年は購入する気で行ったら、タイミングが悪くカワイイ柄のエプロンが売り切れ。来年は行くかどうか未定だからラストチャンスだったので悲しいわ。 てな訳でインフォーメンションセンターでタクシーを呼んでもらい、乗り込んだのだが、走り出してからお金が20ドル札2枚しかないことに気がついた。まずいチップが払えない! 行きと同じ位の距離なので代金が20ドルだろうから、40ドル渡して、チップは3ドルあげるから17ドルは返してくれ、ってどうやって言えば良いのか分からない。またもや青ざめて一心不乱に指差し英会話をめくっていると、タクシーの運ちゃんが大丈夫だよ、みたいな言葉を発してくれた。多分、英語に不慣れな日本人が一人でタクシーに乗って不安がっていると思ってくれたらしい。すげーいい人だぁ。うれしいその通りだ。だけど今はチップで悩んでいる。いい人だけどごめん、チップで20ドルは払えない。 この人はメーターを回してくれたので料金を凝視。見ると思ったより料金が加算されていないことに気づく。もしかしたら20ドル以内に収まるのではと希望が見え、メーターを睨みながら20ドル行かないでクレ〜〜〜と神に祈っていると願いが通じたのか!料金が15ドルで目的地に着いた。ホッと胸をなでおろし20ドル札を渡し車を出ようとすると、なんと運ちゃんお釣りを渡してきた。1ドル抜かれて4ドル。運ちゃんあんた本当にいい人だ。お釣りはいらないよ、って言っても良かったけど主婦なのでそこはしっかり貰った。でも1ドル返してみた。感謝の気持ち。 なんか、いい人に出会ったな〜と温かい気持ちになったのだけど、そこでふと気がついた。行きのタクシーって代金トゥエルブって言ってなかったっけ…それともトゥエンティ???疑心暗鬼。でも今更だよなぁ…はぁ。 |
|
広い駐車場 | |
セグウェイで管理 | |
買った服の一部 | |
$24でした | |
買うか悩んだんだよな | |
日本でしたら近所迷惑 | |
何が楽しいのだろうか | |
ハンナとその仲間たち | |
デブ服屋 | |
業務スーパーアメリカ編 | |
まずいお菓子 | |
トランプもまとめ買い | |
こんなお店がありました | |
あちらの信号のボタン | |
中華料理屋の看板 | |
モールアットミレニア | |
記念撮影 | |
吹き抜け | |
好きなお店 | |
新宿の街並がアートに | |
好きなお店2 |